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芸術・文学

美術、音楽、本や作家の話題など、インタビューや体験レポートでご紹介していきます。アートの世界。皆さんも始めてみませんか?

小宮山 信之

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

楽屋で学ぶちょん髷と舞台化粧

ちょん髷に舞台化粧。歌舞伎の舞台などで見るだけだったものを、楽屋裏で体験してきました。

光の反射を整え、役柄に相応しいように役者は舞台化粧するのが通常です。歌舞伎役者は顔に鬢付け油を塗り、ドウランで白化粧して役柄の分類に合わせて装います。歌舞伎の世界では喜怒哀楽の感情表現、個人的な特徴や性格を強調したり、個性を化粧で表現することはしません。一方、現代の舞台演劇では役者の皮膚感覚を残すようにして厚塗りを避け、個性を強調する傾向にあります。簡単に化粧するには、軽く水に浸したスポンジ・パフでフェースケーキを下地として塗りつけて済ませます。時代劇では身分、階層、年齢に相応しいように化粧し、髷を付けます。



髷の下には羽二重を装着します。一枚目で髪の毛を押さえて、その上から上羽二重をつけて、額との境目が目立たないようにフェースケーキを塗り込みます。首筋は特に化粧はしませんから、顔の上は厚く、下に行くほど化粧は薄くしていきます。フェースケーキにはピンク系、ベージュ系などがあります。女性には3Nか4N、男性には8N辺りが推奨されています。グリースペイントは女性用には24P、男性用には28Pがよく使われます。




眉の長さは、口の端から目尻を結ぶ延長線上の範囲内が基準です。平らな眉はお公家さんのようで、上品とされています。眉が下がれば柔和しく、ときには子供っぽくなります。逆に眉があがると、粗っぽくなります。両眉の間隔しだいでイメージが微妙に変化してくることに気づきます。メークアップ・ペンシルは、横に寝かして用いて、細い線できめ細かく描きます。



目にはアイラインで目張りを入れて強調します。墨が一般的ですが、紅をいれて若武者ぶりを強調することもよくあります。歌舞伎の隈取りを参考に、役柄に合わせて目隈を工夫してみるのも楽しいものです。


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