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面城生

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

“おもてなしの心”をかもし出す玄関先の飾り

お客様をお迎えする玄関には、どんな飾りを置いていますか? 思い出や歴史が詰まったおもしろさんの家の飾りをご紹介いたします。

 先々代が開いた「愚堂庵」は、座敷入口の鴨居に自筆の扁額「庵堂愚」を掲げただけの、とても質素なお茶席でありました。 内に、法名「愚堂信軒」の額を掲げ、手焼きの茶碗を用いたとても簡素な盆略点前でありました。
 およそ、「侘び」とか「寂び」といった洗練された利休好みの席などではなく、日常用いている部屋を観念的にお茶席とした、単なるイメージ空間でありました。
そこでは、在るがままの自分を扁額の内に置いて、仏門に帰依し、「自己」の存在を問う「思惟」を深く巡らせていました。
 祖父「信軒居士」の没後、お茶席の「愚堂庵」は休止していますが、その思想は立派に受け継がれています。その一つが、玄関先のおもてなしの飾りの中に生きています。我が家では、寄付きや待合いを持たなくとも、玄関先の下駄箱の僅かな空間を利用して“おもてなしの心”を、さり気なく開示しています。

三国志の土泥人形
私への土産として、家内が娘と行った横浜中華街で買い求めた中国无錫市恵山泥人研究所の土泥人形。
画像左より、三国志で活躍する、関羽・玄徳・張飛の英雄たち。・・・と、左様に書き記したところ・・・三国志に登場する諸侯の人柄・戦術・軍歴を中学時代には総て諳んじていた愚息?から、正式には、関羽雲長・劉備玄徳・張飛翼徳と書くべきで、氏名と字を混同せぬ様にと!・・・指摘された嬉しい思い出があります。 この春、最高学府の大学院へ進んだ息子の無事な回帰や学術での功名を待つ親バカな心を映す飾りで、且つ煎茶席「面城亭」の文具飾りでの硯屏の役割も担う。



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