名所・歴史探訪
土地の名所・史跡は、様々な歴史を教えてくれます。観光にとどまらず、ライターならではの目線で由緒あるスポットを詳しくご紹介します。
奥村 多喜三
語ろ具ライターによるオリジナル記事です。
仁和寺 〜 京都人の京都散歩
秋が深まる京都は、これから紅葉の季節を迎えます。今回の京散歩は、広大にして静寂な仁和寺を訪ねます。
仁和寺 京都市右京区御室大内33
市バス:仁和寺 京都駅から26番 京福電車:北野線 御室 全線均一 200円。
私にとりまして、仁和寺(にんなじ)とは御室(おむろ)、御室とは仁和寺であります。場所は、大雑把にいいまして金閣寺と嵯峨(さが)の間にあります。
仁和寺は、子供の頃から祖父母に連れられてお詣りをしていました。二王門をくぐるととてつもなく広いところに出て、遙か向こうの彼方にまた赤い門があり、その門の向こうの奥の方の金堂にいき、両手を合わせてお詣りをしたというのが小さいながらの記憶です。
中学3年で終戦を迎えましたが、その頃、徒歩で嵐山へ泳ぎに行く途中、仁和寺を見ると間違いがないという安堵感がありました。暑い日に町内の友人や小学生の子供たち 5,6人を引き連れて行くのですが、西陣から北野天満宮をへて西へ歩くと、御室街道といわれる昔の狭い道に入ります。さらに等持院(とうじいん)の門前を通り龍安寺(りょうあんじ)参道を横切ると、仁和寺街道といわれる道と合流し一つの道になります。やがて壮大な二王門が見えてきます。御室仁和寺です。


夏に徒歩でしたから、陰を求めて二王門の階段に腰をかけて休んだものです。神社仏閣へは衣服をあらためてお詣りするのが習慣でしたから、境内には入りませんでした。汚れた服を着てお詣りしたら罰(ばち)があたると教えられていましたし、「ここは御室御所(おむろごしょ)というて、かたじけないお寺や。普通のお寺とは違う」と祖父はいつも言っていました。御室街道は昔ながらの細い道で今でもありますが、そのような名称はもう使われていないようです。
仁和寺 京都市右京区御室大内33
市バス:仁和寺 京都駅から26番 京福電車:北野線 御室 全線均一 200円。
私にとりまして、仁和寺(にんなじ)とは御室(おむろ)、御室とは仁和寺であります。場所は、大雑把にいいまして金閣寺と嵯峨(さが)の間にあります。
仁和寺は、子供の頃から祖父母に連れられてお詣りをしていました。二王門をくぐるととてつもなく広いところに出て、遙か向こうの彼方にまた赤い門があり、その門の向こうの奥の方の金堂にいき、両手を合わせてお詣りをしたというのが小さいながらの記憶です。

二王門。左右の金剛力士像が名の由来

金剛力士像

二王門より中門を望む
夏に徒歩でしたから、陰を求めて二王門の階段に腰をかけて休んだものです。神社仏閣へは衣服をあらためてお詣りするのが習慣でしたから、境内には入りませんでした。汚れた服を着てお詣りしたら罰(ばち)があたると教えられていましたし、「ここは御室御所(おむろごしょ)というて、かたじけないお寺や。普通のお寺とは違う」と祖父はいつも言っていました。御室街道は昔ながらの細い道で今でもありますが、そのような名称はもう使われていないようです。

