語ろ具TOP の下の階層の 生活・文化 の下の階層の 子犬同士の姉弟げんか 〜 ジャックラッセルテリア飼育奮闘記その15

生活・文化

暮らしの中のちょっとしたお役立ち情報や、大人の社会見学など。「語ろ具」ライターが読者の皆さんの目線で体験レポートしていきます。

史嶋 桂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

子犬同士の姉弟げんか 〜 ジャックラッセルテリア飼育奮闘記その15

けんかをするのも仲が良い証拠なのでしょうか。一緒にいるとなにかと小競り合いをする様子は微笑ましいくもあり、苦労もありのようです。

今までの「ジャックラッセルテリア飼育奮闘記」をご覧になりたい方は、 編集部おすすめコーナー「ジャックラッセルテリア飼育奮闘記」 からどうぞ。



家族の一員となったジャンも、成長するに連れておとなしいながらも、それなりに自己主張する様になった。写真はマイロがお肉の部分だけ食べて放り出しておいた「ささみ巻きガム」を2本まとめてくわえて立ち去ろうとするジャン。実はこの後彼は大変な目にあうことになる。

マイロとジャンが本格的に姉弟げんかをする様になったのは、ジャンが家に来て2週間くらいたったころからです。その頃のジャンは毎日3回マイロと一緒に散歩に出て、近隣の犬や人にもなれ、ドッグランにも毎週末でかけるようになっていました。
子犬は新しい家庭に連れて来られて1週間もすれば、自分に付けられた名前を覚え、家族の中での地位もほぼ確定します。それまで遠慮がちに、借りてきたネコの様に振る舞っていた子犬は、段々本性を現し始め、自分の一段上にいる家族、その家の一番下の子供や、先住犬の地位を奪おうとすることもあります。
ジャンも少しずつですが、そういう傾向が見え始めていました。マイロに向かって、前足を投げ出し、お尻を持ち上げ、尻尾を振って「遊ぼうよ」と誘いかけてみたり、マイロに無視されると、後から近づき、そっと後足に噛みついたりもするようになりました。マイロはそういう子犬っぽいジャンを鬱陶しそうに避けていましたが、ジャンが段々エキサイトしてくると、いきなりガウっと襲いかかり、その後はキャンと言うジャンの悲鳴があがるまで、暫く一方的な折檻が続くのでした。
幸いマイロは幼い頃から狼犬をはじめとするたくさんの大型犬と取っ組み合い遊びを経験したおかげで、相手を本気で咬まない攻撃抑制を身につけさせた犬だったので、どんなに激しく取っ組み合っても、ジャンを怪我させる事はありませんでした。
マイロの様にキツネ狩り猟犬そのものの凶暴な性格を持ったジャックラッセルテリアを1年飼ってきた感覚で見ると、ジャンはずいぶんおとなしい犬に見えました。なにせ義理の姉のマイロは、家に来た当初、家族中の手足を本気で咬みまくり、吠え、唸り、飛びかかり、全く遠慮会釈なく振る舞う犬でしたから。
ジャンがマイロより活発だったのは、子供部屋の前から浴室の前までの曲がりくねった通路を、まるで障害物競走の様にドドドドとマイロに「追われたつもり」になって、独りで駆け回ることくらいでした。ジャンは一度も大声で吠えない、家族の手足を強く咬む事は一切しない、散歩の時リードを引けば素直にトコトコついてくる。そんな風に人間には全く逆らわない犬でした。マイロが全部覚えるのに半年くらいかかった家庭犬の基礎訓練「スワレ・フセ・マテ・ツケ・コイ」は、ほぼ1週間で覚え、1ヶ月くらいでリードなしでもできる様になりました。
でもジャンは投げたボールを持って帰るのだけは苦手でした。他の犬のものでも、投げられたボールは全部自分の物と思いこんでいるマイロと違い、ジャンはせっかくくわえたボールを途中で落としてしまう事が多かったのです。これはジャンの獲物に対する執着心が弱かったからだと思います。つまり素直な性格の分、キツネ狩りの様なタフな目的には向かない犬、反対の見方をすれば、ジャンは愛玩犬向きにソフィスティケートされたジャックラッセルテリアと言う感じがしました。


サイトの現在地は

  1. 語ろ具 TOP
  2. 生活・文化
  3. 【史嶋 桂】子犬同士の姉弟げんか 〜 ジャックラッセルテリア飼育奮闘記その15
デキる大人の資産運用
提供:野村證券  7月14日(月)更新

第7回:少額からはじめる投資