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蔦谷耕書堂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

手の中に入る本 〜 豆本の世界

今、静かなブームとなっている「豆本」。手の中に入る小さな本の世界を、自らも豆本作家である蔦谷耕書堂さんがご紹介します。

■今、豆本が熱い!
豆本。ごく小さなこの本は、一般の書店に並ぶことはほとんどありません。そんな豆本が今、静かなブームです。

かつて豆本は、一部の好事家や愛書家のものでした。専門の職人や豆本作家によって作られ、会員制の限定出版の形で流通する、いわば稀覯本でした。
しかし、パソコンやプリンタの普及がそれを変えました。家庭で簡単に印刷ができるようになり、あとはそれを製本すれば「本」の形が作れるようになったのです。特に豆本は、材料も少なくて手軽に作れます。ま、逆に小さいがゆえに難しいところもあるのですが。
そんなわけで、かつては専門家が作っていた豆本を、今は広く一般の人が自作して楽しむようになりました。

受賞作の『籠込鳥』(かごめどり)は小さな籠の中に収められた繊細な本。コンペティションでも「あらゆる面にわたってクリエイティブ」と評された名作です。
豆本の作り手の中には、世界的な豆本の賞を受けた方もいます。創作豆本ユニット「マメBOOKS」を主催する赤井都さんは、2006年ミニチュアブック協会国際コンペティション最高賞を受賞されました。

■豆本って「豆」サイズ?
これは筆者自作の豆本。しおりひもが緑のほうは縦横4.1×5センチ、赤が4.1×5.7センチ。下に置いた、厚さ約2センチでほぼ菊判(15×22センチ)の本が巨大に見えますね〜。
さて、「豆本」とは、言葉上は「豆のように小さい本」の意ですが、実際は「掌に収まる本」まで豆本に入ります。実際に豆くらいの本もありますが、そういう本は肉眼では読めないし。サイズにはJIS規格のように厳密な規定があるわけではなく、大雑把に言って、文庫本の半分くらいより小さい、というのが豆本です。


もうひとつのサライ始めました。

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