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蔦谷耕書堂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

ぐじゅぐじゅ子猫、保護しました!〜子猫の町蔵日記その1

子猫と出会い、一緒の暮らしが始まった語ろ具ライターの蔦谷耕書堂さん。猫と暮らす楽しさと苦労を綴っていきます。

「子猫の町蔵日記」をまとめてご覧になりたい方は、編集部おすすめコーナー「子猫の町蔵日記」 からどうぞ。


「語ろ具」では、「マメに暮らすゼ!」との思いで有機大豆栽培レポートをお伝えしている私こと蔦谷耕書堂。でも、実は私の心を「マメ」よりも占めているのは「猫」。街を歩けば塀の上に香箱を組む猫の姿を探し、家では猫の柔らかな毛並みに顔をうずめてヨダレを垂らしそうになり、油断すると四六時中、猫のことばかり考えてしまうので、そうならないように、常に自らを戒めながら過ごしている。
そんな私が去年の夏、戒めを破って文字通り四六時中、猫にかまけて過ごした。昼も夜も子猫に振り回された熱い日々、その模様をお伝えしようと思う。

なお、お読みいただいても猫の飼い方、行儀の良い猫にするしつけの仕方などにはまったくご参考にならないことを、最初にお断りしておく。私のアタフタ、デレデレぶりを、「コイツしょうがないなあ」と呆れ、笑いつつ、お楽しみいただければ幸いである。

                * * * * *

さて、それは昨年夏、7月の末のある火曜日のことであった。
午前中、仕事に勤しむ私の耳に、フト、猫の声が聞こえてきた。なじみの「ヘディ猫」かと玄関に回るが、彼女の姿はなかった。

さて、この「日記」の登場猫をご紹介していこう。主人公の子猫の前に、まずは「ヘディ猫」。
人なれしていて、身ぎれいで、ノミが一切いないことからもどこかの飼い猫かと思われるが、素性はナゾ。ふらりと当家にやってきては、またどこかへ出ていく。どうやら、訪れる家が複数あるようだ。
いろいろなものに額を押し付けるのが好きで、ヘディングしているように見えるから「ヘディング猫」と命名。つづめて、「ヘディ猫」になった。他の家ではきっと他の名前で呼ばれていると思われる。
そんなヘディ猫が本の上に優雅に佇む。引き出しの上面は床から95センチほど。その隣に置いた椅子の上に本を置いていたら、いつのまにかそれを越す高さに。積み上げた本を崩さずに軽く飛び乗り、平然としているのは、バランス感覚、身体能力の優れた猫ならでは。さすがだ〜。


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