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暮らしの中のちょっとしたお役立ち情報や、大人の社会見学など。「語ろ具」ライターが読者の皆さんの目線で体験レポートしていきます。

史嶋 桂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

飼いやすいJRTジャンの訓練、ツケを教える〜ジャックラッセルテリア飼育奮闘記その20

今回も「ツケ」という訓練についての解説。心を通い合わせることも求められます。やはり、信頼が大切ですね。

今までの「ジャックラッセルテリア飼育奮闘記」をご覧になりたい方は、 編集部おすすめコーナー「ジャックラッセルテリア飼育奮闘記」 からどうぞ。

前回に引き続き、我が家の2匹目のジャックラッセルテリア(JRT)ジャンに行った訓練について、今回はツケの教え方を写真を使って解説していきます。



ツケの声符(声の命令)に従って主人の脚側に付き、きちんと座る犬は、他人から見ても、良く訓練された賢そうな犬に見える。家内の足下に座るマイロ(右)とジャンも普段のやんちゃぶりが想像できないほど「まじめな犬」に見えるからおもしろい。

■ツケを教えるのはなぜ?
飼い犬にスワレ(オスワリ)を教える飼い主さんは多いですが、このツケ(脚側停座)を教える飼い主さんは意外と少ないようです。ツケは、犬が何をしている時でも、飼い主の足元にやってきて左脚側に停座させるための訓練です。ツケはいろんな場面で役に立ちます。たとえば対面でスワレを命じられた犬は、飼い主の方を向いて座ることで、最悪の場合、背中から敵に襲われる可能性があるため、たくさんの犬や人がいるところでは落ち着いて座り続けにくいものです。ツケの場合は飼い主の脚側に並んで座るので、飼い主と一緒に周囲を見回し、警戒を解かずに休息をとることもでき、犬にとっても安心できる「休め」の姿勢がツケだと思います。 犬は近眼ですが、その視野は180度を少し超える程度の人間よりずっと広く、両眼視で230〜270度と言う広角で周囲を見ることができます。ですから犬が飼い主の真横に並んでいても、彼または彼女は周囲に目配りしながら、同時に飼い主の顔や視符(仕草の命令)を見ることができます。つまりツケは指示待ち待機の姿勢としても有効なのです。
 ツケはお散歩の途中で信号待ちをする時、飼い主が立ったまま誰かを待つ時、そんな時に犬を脚側に礼儀正しく座らせる訓練でもあります。さらに、仲の悪い相手と出会ってしまった時も、ツケの命令に確実に従って脚側から離れない様に訓練した犬なら「ジャン・ツケ」と命じるだけで、相手の犬から吠えかかられても、知らん顔でやり過ごせる様になります。良く訓練された犬は、ツケの一言で不必要な諍いを避けることができ、しかも周囲からは「なんてのしつけの行き届いた犬だろう」と好意的に見てもらえるのです。
ツケはスワレの訓練の延長線上にある命令ですが、このようにとても応用範囲が広い訓練です。JRTの様に落ち着きの無い活発な犬には是非教えておきたいものです。


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