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神戸の現場から 〜ある行政マンにとっての震災(2)

阪神・淡路大震災当時、神戸市役所で建替事業課長を務められた大山義郎さんのインタビュー。第2回は、被災者の苦労、行政マンとしてのご経験を紹介する。

神戸の現場から 〜ある行政マンにとっての震災(1)を読む

震災時、建替事業課長を務められた大山義郎さん(59)。


■被災した人にとっての不安

――― 被災者にとって最大の問題は何でしょうか。

「今後の生活に対する不安ですね。自分の住むところをどうするか、仕事が続けられるかどうかの不安がありました。神戸の場合、不景気が重なり、中小企業は大きな打撃を受けました。事実、長田区の靴関係の零細企業は消え去ってしまいました。さらに、特にお年寄りや身寄りのない人にとっての精神的なダメージは大きく、高齢単身者の仮設住宅における孤独死が大きな問題になりました」

つい先日も、兵庫県内の復興住宅での孤独死が、2007年1年間で60人いたことがニュースで報じられていた。

――― 孤独死は、依然として課題になっていますね。

「仮設住宅は狭いので、一緒に住みたいという気持ちがあっても仕方なしに世帯の分離を起こし、子供世帯、親世帯が分かれてしまうんです。それに入居時の募集においては弱者が優先されるため、仮設へ、さらに公営住宅へ弱者が入居し、結果として公営住宅には弱者が多くなり、コミュニティができにくくなったというのも課題となっています」

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