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史嶋 桂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

飼いやすいJRTジャンの訓練、スワッテ・マテを教える〜ジャックラッセルテリア飼育奮闘記その23

前回に引き続き、我が家の2匹目のジャックラッセルテリア(JRT)のジャンに行った訓練について、今回はスワッテ・マテ(停座・待機)の訓練の方法とこの訓練の必要性を、写真を使いながら解説していきます。

今までの「ジャックラッセルテリア飼育奮闘記」をご覧になりたい方は、 編集部おすすめコーナー「ジャックラッセルテリア飼育奮闘記」 からどうぞ。



幅の狭い塀の上でスワッテ・マテの命令に従い、得意げに停座待機で次の命令を待つジャン。ジャンは他の訓練は短期間で覚えた服従知能の高い犬だったが、分離不安を持つ犬だったせいか、座って待つと言う基本的な訓練だけは苦手だった。

■JRTは散歩が大好き
活動的で社交的なJRTはお散歩が大好きです。JRTの遠い祖先は、群れで縄張りを巡り、狩猟を行って暮らしていたオオカミです。オオカミにとって縄張り巡回は、狩猟のみならず自分の領土を見回る行為でもあったはずです。獣猟犬であるJRTにとっての散歩はオオカミの縄張り巡回と似た意味を持っています。JRTもオオカミと同じように、狩猟をするために生きてきた犬だからです。だからJRTは信頼する飼い主を群れのリーダーや親と見なし、一緒に散歩するのが大好きなのです。
そんな風に飼い主に良くなついたJRTにとって一番つらいのは、飼い主が出かける時に留守番を命じられる事かも知れません。ですから僕は外出の時、可能な限りマイロやジャンも一緒に連れて行くようにしています。

■JRTにスワッテ・マテを教える理由
飼い主の行動範囲のうち、犬を連れていっても差し支えの無い場所なら、僕は犬を家に置き去りにするより、どこにでも連れて行ってやった方が良いと考えています。子犬の頃からどこにでも飼い主と一緒に出かけた犬は、人間社会の様々な出来事を経験する機会に恵まれます。そういう経験値の高い犬は、全く新しい事に遭遇しても、落ち着いて物事に対処出来る情緒の安定した犬に育つからです。さらに、前回ご紹介した様に、JRTは大型犬並の運動量の必要な犬なので、飼い主の外出も出来る限り散歩に組み込んだ方が、効率よく運動させる事が出来るのです。



荒天でも猟犬のJRTたちは飼い主について外に出たがる犬だ。雪が降って水浸しの道も、寒さも気にせず、楽しげに歩きまわる。こういうお散歩が好きな犬は、可能な限り外出に同行させたいものだが、そのためには出先でおとなしく待つ訓練も重要。

でも、人間の社会には犬を連れて入れない所もあります。食料品店や薬局などで買い物をするとき、基本的に犬は中に入れません。食事は飼い主がドッグカフェや犬を同伴しても構わないレストランに行けば良いのですが、連れて入れない場所に立ち寄る時は、犬を外で待たせて置く必要が生じます。こういう時に必要なのが、飼い主が帰ってくるまで、おとなしくスワッテ・マテに従う訓練です。もちろん、ドッグカフェで食事をするときも、犬は飼い主が食事を終えるまで、おとなしく待っていなければなりません。いくら犬好きばかりが集まる場所でも、吠え続ける様な犬は大迷惑だからです。

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