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語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

関門海峡〜関門トンネル人道を歩く。

本州と九州を結ぶ関門トンネルって、人が歩いて渡れるというのをご存知ですか? さて、歩いてみると何歩でしょう。歩きレポートをどうぞ!

本州(山口県下関市)と九州(福岡県北九州市)を隔てる関門海峡は、地図上ではすぐですよね。訪れて実際にこの目で対岸を見ても、とても近く感じられます。海というよりも、大河が悠然と流れている感じでしょうか。訪れた日の潮の流れはとても速く、冬の空はどんよりと重く、感傷に浸れば源平合戦の最終舞台にて華々しく散った武者たちの残像と喊声が聞こえてくるようです。

関門海峡には、自動車専用道でもある関門橋と、新幹線の通過する新関門トンネル、そして徒歩でも渡ることのできる関門トンネルと、他に航路をあわせて7つの通過ルートがありますが、今回私は、関門トンネル人道を歩こうとやってまいりました。

実は、私は小学校の修学旅行で、一度歩いて渡ったことがあります。
昭和50年代の当時は、コンクリートとレンガのツートンカラーで構成された壁と、薄暗い照明。そして、トンネルのあちこちで海水がしみ出て足元を濡らしていました。しかし、あれから何十年か経ち、当時の面影は残っているのか、それとも現代風に変わったのか、期待が膨らみます。

■いざ、人道入り口へ!
関門トンネル人道入り口
国道9号線を車で走っていると、関門橋のたもと、海岸沿いに「みもすそ川」という小さな公園があります。その公園から国道を隔てて山手側に「関門トンネル人道入り口」(地図)と書かれた案内看板があります。

ペットは持ち込み禁止、自転車&原付はOK
入り口の横には管理人さんが待機しています。正面にエレベーターがあります。人道はこのエレベーターに約30秒乗って、地下深さ55.4mまで降ります。通行料金は自転車と原付(50cc以下)が20円。歩行者は無料です。ちなみに歩行所要時間は約13分とエレベーター内部の案内板に記されていました。

エレベーターを降りると、壁に関門トンネルを詳しく説明している看板がありました。それによると・・・

○関門トンネルは、総延長3461.4mの海底トンネルです。
○1937(昭和12)年に計画され、戦争による中断を経て1958(昭和33年)3月に完成しました。
○トンネルを断面で見ると、上部三分の二は車道。天井には換気ダクト、下部三分の一は人や自転車の通るところ、人道の両脇は、新鮮な空気を送るスペースとなっています。
○海底トンネルのため、絶えず海水がトンネルの中に染み出していて、その量は一日4800トン、ドラム缶にすれば24,000本分だそうです。その海水が溜まらないように、下関と門司の2箇所に水抜き専用の立坑を設けて排水ポンプで地上に汲み出しています。
○また、万が一の停電にも備えて、自家用発電も完備しているので安心です。
○海底部の人道は780mです。

さて!お勉強をしながら早速歩いてみましょう。
宮本武蔵や佐々木小次郎、金子みすずなど下関にかかわりのあった有名人のイラストが柱に描かれています。
万歩計もセット完了!果たして780mは何歩でたどり着くのか?


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