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名所・歴史探訪

土地の名所・史跡は、様々な歴史を教えてくれます。観光にとどまらず、ライターならではの目線で由緒あるスポットを詳しくご紹介します。

小宮山 信之

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

沼津御用邸の雛祭り

大正天皇が幼かった頃の静養地として造営された沼津御用邸。その歴史を引き継いだ沼津御用邸記念公園を散歩してきました。

明治、大正、昭和の歴代天皇と皇族方のご静養の場だった沼津御用邸。いまは歴史ミュージアムとして市民に開放されています。御用邸内部をご紹介するとともに桃の節句を祝って開催中(2月1日から4月3日まで)の雛飾り展へご案内しましょう。



■富士山を望む沼津御用邸

御用邸の入口

沼津御用邸は明治天皇の皇太子(のちの大正天皇)の静養の地として造営されました。本邸は木造平屋建ての和風建築で、1893(明治26)年に竣工しました。1945(昭和20)年の空襲で本邸は焼失、それ以降は西付属邸(通称:西御殿)が本邸として利用されるようになります。西付属邸は木造による明治時代の宮廷建築を現代に伝える貴重な建物だそうです。1887(明治20)年ごろ川村純義伯爵の別荘として建築されたものを1905(明治38)年に宮内省が買い上げたものです。明治天皇の孫にあたる昭和天皇、秩父宮、高松宮の宮様向けに利用されたことから『皇孫殿下御用邸』とも呼ばれました。駿河湾の潮騒を耳に富士山を臨む風光明媚で温暖なのが自慢な土地柄です。1969(昭和44)年12月に沼津御用邸は廃止となり、沼津御用邸記念公園(地図)として公開されるようになります。園内には西御殿のほか歴史民俗資料館などの施設があります。

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