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芸術・文学

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桑島 まさき

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

木馬亭(2)…浪曲寄席を木馬亭で体験する

浪曲って聴いたことがありますか? この伝統的な芸能を浅草の木馬亭で堪能してきました。この春は、浪曲寄席デビューしてみませんか?


木馬亭。歴史を感じさせる浪曲番附がかかっている。
歌舞伎、文楽、落語、講談、浪曲、など伝統芸能はあまたあり、幾多の演芸場は、それぞれ特徴がある。多くは時代の流れにあった落語が中心の興行となっているが、浅草・木馬亭は、江戸末期から明治初期に起源をもつ演芸の一つである浪曲の定席を40年近く守っている。

■浪曲豆知識
浪曲寄席デビューとなる方は、事前に予習しておいた方がより楽しめます。
さて、江戸末期から昭和初期に隆盛をきわめ、二代目広沢虎造(1899年〜1964年)は映画スターなみの人気を誇った、という浪曲。その後、残念ながらTVの台頭により1960年代に衰退し現在に至っている。そこで簡単に浪曲について紹介しておこう。日本浪曲協会にお話をきいた。

(1)浪曲→「浪花節」(なにわぶし)ともいい、三味線を伴奏に用いて語る演芸の一つ。
(2)構成→三味線の伴奏で物語の状況や登場人物の心情を歌う「節」と、登場人物を演じてセリフで口演する「啖呵(たんか)」からなる。
個人差があるが、「節」がうまくできるようになることの方が難しいという。
(3)舞台セット→落語や講談のように座って演じるのではなく、腰ほどの高さの小さめのテーブルをおき、演者は立ちながら演じる。テーブルにはそれぞれの流派の家紋のついたかけものがしてあり、中には花や動物などが描かれた艶やかなモノも多い。
三味線の伴奏者を「曲師(きょくし)」といい、曲師はついたての奥にいるので観客席からは見えないようになっている。
(4)演目(ネタ)→義理人情や情愛をテーマにした人間的な物語が多く、任侠物、世話物、出世物、お家騒動物、戦争物、親子物、歌舞伎物、ケレンなどがある。

歌手の二葉百合子、故・三波春夫(1923年〜2001年)、故・村田英雄(1929年〜2002年)は浪曲出身の歌手として有名だ。

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