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定年後のマネープラン
目標利回り達成のための資産運用【1】(セカンドライフに向けて〜19)
定年後のマネープラン
定年を迎える方が「安心」と「満足」を得るための資産管理術
松木 千賀子
語ろ具ライターによるオリジナル記事です。
目標利回り達成のための資産運用【1】(セカンドライフに向けて〜19)
安心してセカンドライフを迎えるためには、安定した資産が必要ですよね。その資産をできる限りリスクを押さえて運用する方法のご紹介です。
(編)
「セカンドライフに向けて〜8」では、キャッシュフロー表を使ったライフプランニングをご紹介しました。そこで、今回から2回に渡って、ライフプラニングに基づいた目標利回りの設定と、利回り達成を目指す資産運用についてお話ししていきます。
■目標運用利回りを設定する
やみくもに高い利回りを追求すると、その分実現可能性は低くなってしまいます。運用の目的が、希望のライフプランを実現することであれば、そのために必要な利回りが達成できればいいわけです。まずは、キャッシュフロー表を使い、収入を増やす、支出を減らす、金融資産を運用するなど、さまざまなケースを試算し、最終的に目標とする資産運用利回りを決めましょう。
下図は、前述の回で作成したA氏のキャッシュフロー表をもとに、金融資産を年平均0.3%、2%、3%の利回りで運用した場合の資産残高の推移を表したものです(物価上昇率1%と仮定しています)。0.3%の運用利回りでは83歳で資産は枯渇してしまいますが、3%で運用できれば95歳時点でも資産が1,000万円以上残ることがわかります。
そこで、A氏の目標利回りをとりあえず3%と設定し、それを達成するため、どのように運用していけばよいかを考えてみましょう。
■資産を4つに分ける
3%の利回りを得るためには、現在の金利水準では、預貯金などの安全性の高い金融商品だけで達成することはむずかしいため、どうしてもリスクのある商品を一部組み込むことになります。では、具体的にどれくらい組み入れればいいのでしょうか。
リスクのある商品つまり値動きがある商品は、投資した金額を大きく増やすこともあれば、減らしてしまうこともあります。でも、近々使うような資金は減ってしまっては困りますね。そこで、まず金融資産を性格別に次の4つに分けて考えましょう。
1)流動性資金
いざというときにすぐに使える資金。一般的には生活費の3か月〜半年分が目安。
2)使用予定資金
おおむね5年以内に使う可能性の高い資金。不動産購入の頭金、自動車の買い替え資金、海外旅行費用など。
3)確実性資金
安全確実を第一に考え、安定運用をめざす資金。
4)利殖性資金
収益性を求め、積極運用にあてる資金。
1)と2)は短中期的に使用する資金として別に管理します。資産全体からそれらを差し引いた残りをさらに3)確実性資金と4)利殖性資金に分け、長期的に運用していきます。
次に、換金性を重視すべき流動性資金や、使用予定資金、確実性資金は安全性の高い商品で運用する必要があるため、まとめて「安定運用部分」とし、利殖性資金は収益性が期待できる商品で運用していくため「積極運用部分」として、それぞれの比率をどの程度にするかを検討します。
「セカンドライフに向けて〜8」では、キャッシュフロー表を使ったライフプランニングをご紹介しました。そこで、今回から2回に渡って、ライフプラニングに基づいた目標利回りの設定と、利回り達成を目指す資産運用についてお話ししていきます。
■目標運用利回りを設定する
やみくもに高い利回りを追求すると、その分実現可能性は低くなってしまいます。運用の目的が、希望のライフプランを実現することであれば、そのために必要な利回りが達成できればいいわけです。まずは、キャッシュフロー表を使い、収入を増やす、支出を減らす、金融資産を運用するなど、さまざまなケースを試算し、最終的に目標とする資産運用利回りを決めましょう。
下図は、前述の回で作成したA氏のキャッシュフロー表をもとに、金融資産を年平均0.3%、2%、3%の利回りで運用した場合の資産残高の推移を表したものです(物価上昇率1%と仮定しています)。0.3%の運用利回りでは83歳で資産は枯渇してしまいますが、3%で運用できれば95歳時点でも資産が1,000万円以上残ることがわかります。
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そこで、A氏の目標利回りをとりあえず3%と設定し、それを達成するため、どのように運用していけばよいかを考えてみましょう。
■資産を4つに分ける
3%の利回りを得るためには、現在の金利水準では、預貯金などの安全性の高い金融商品だけで達成することはむずかしいため、どうしてもリスクのある商品を一部組み込むことになります。では、具体的にどれくらい組み入れればいいのでしょうか。
リスクのある商品つまり値動きがある商品は、投資した金額を大きく増やすこともあれば、減らしてしまうこともあります。でも、近々使うような資金は減ってしまっては困りますね。そこで、まず金融資産を性格別に次の4つに分けて考えましょう。
1)流動性資金
いざというときにすぐに使える資金。一般的には生活費の3か月〜半年分が目安。
2)使用予定資金
おおむね5年以内に使う可能性の高い資金。不動産購入の頭金、自動車の買い替え資金、海外旅行費用など。
3)確実性資金
安全確実を第一に考え、安定運用をめざす資金。
4)利殖性資金
収益性を求め、積極運用にあてる資金。
1)と2)は短中期的に使用する資金として別に管理します。資産全体からそれらを差し引いた残りをさらに3)確実性資金と4)利殖性資金に分け、長期的に運用していきます。
次に、換金性を重視すべき流動性資金や、使用予定資金、確実性資金は安全性の高い商品で運用する必要があるため、まとめて「安定運用部分」とし、利殖性資金は収益性が期待できる商品で運用していくため「積極運用部分」として、それぞれの比率をどの程度にするかを検討します。

