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芸術・文学

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桑島 まさき

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

浅草に「デン助」が帰ってきた!(前編)

語ろ具の読者なら知っている方も多いかも知れませんね、「デン助劇場」。浅草での公演だけではなく、テレビでも10年以上もの長期間放映されていましたから。その「デン助劇場」が浅草で35年ぶりに復活ということで、主催者の取材に駆けつけました。 (編)

ギョロッとした目にハゲ頭。お世辞にもダンディとはいえないが街の人気者。親切で人情家、何か頼まれたら「俺にまかせておけ!」と気前よく引き受ける、だがそそっかしくて強くないのにケンカ早い、西に東に奔走する気のイイ下町のオヤジ、デン助。しかし、「デン助」という名前を聞いてもピンとこない人が多いのではないだろうか?

■デン助とは?
かつて浅草が「芸能の都」だった頃、浅草六区界隈には夥しい数の芝居小屋や劇場があり、街には舞台や寄席をみるために常に多くの人々で賑わっていた。そんな中、浅草にあった松竹演芸場を拠点に活躍した故・大宮敏充(おおみや としみつ)率いる「デン助劇団」 (結成=1946年)の人情喜劇「デン助劇場」は、14年間テレビで毎週劇場中継され日本国中に笑いをふりまき、浅草の顔として人気を集めた。
浅草の食堂のオヤジ・デン助(大宮敏充)と彼の周辺に集う人々の織りなす人情喜劇の「泣き笑い」は、当時の人々の感情にシックリきた。
長年お茶の間を楽しませてくれたが、日本が右肩あがりの高度経済成長を迎える中、残念なことにデン助劇場は1973年4月10日解散した。35年前の話だ。
ちなみに、この「デン助」は、現在の浅草ビューホテル裏手に住んでいた表具師の木村伝助という面倒見のいい街のオヤジをモデルにしているそうだ。


誰からも愛されたデン助さん


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