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蔦谷耕書堂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

人は寝食を忘れ、子猫は寝食を覚える〜子猫の町蔵日記 その6

捨てられた子猫を保護した語ろ具ライターの奮闘記。子猫に食事させたり、遊んだり、寝顔を見たりしていると、人間の方は食事も寝ることも忘れてしまうようです。子猫ってどうしてこんなにかわいいのでしょう?! (編)

■子猫保護3日目、寝不足のまま草野球へ

寝起きの町蔵。片目はぱっちり覚醒しているのに、片目がまだちょっとオネム。
子猫を保護して3日目、明るく晴れ渡る夏の朝。

私は前日と同じように、泥のような眠りの底から、みきゃみきゃと鳴く子猫町蔵の声によって、覚醒の岸辺に引き上げられた。
前夜も、この声で2時間ごとに起こされ、食べさせ、ひとしきり遊んで町蔵がくたびれて眠ってから自分も眠る、ということを繰り返したので、殆ど眠った気がしない。

さらに、全くもって酔狂千万なことに、この日の私はなんと草野球に行かねばならなかったのだ!

私事になるが、実は私は前月にも野球をしていた。
それは小学生時代の三角ベース以来で、その前夜までの連続飲酒もたたったのか、ここ10年で肉体的に一番つらかった記憶として鮮明に残り、正直今月はもうご遠慮申し上げたかった。けれど、そうは言ってもお世話になった漫画家で著述家のS・S先生に誘われていたことでもある。しかも平日の真昼間の草野球なので、真っ当な勤め人は来ず、ただでさえ人数が集まらないため、サボることは気が引ける。

モーローとした状態で真夏の炎天下、こんなんで草野球に行ったら、実際倒れるぞ……と思いつつも、私は町蔵にフードを与え、ペットシーツを取り替えてから、手早く荷物をまとめ、フードを食べ終わった町蔵をキャリーに収めて部屋を出た。

そんなよろよろ状態で草野球の試合に出た私は、な、なんと…

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