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旅行

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小宮山 信之

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

春祭りを祝うセビーヤ〜イベリア半島の片隅から(4)

ヨーロッパ南西部のイベリア半島にあるスペインを旅する語ろ具ライターからのレポート。今回は春祭りでフラメンコの装いでにぎわうアンダルシア地方のセビーヤのご紹介です。ここに眠っているコロンブスも踊ってしまうかも? (編)

■春祭りに装うセビーヤ

春祭りを祝う馬車が街中にあふれます

前回のコルドバを離れて、アンダルシア自治州の州都セビーヤ(Sevilla=セビリア)に到着した4月12日は、春祭りで沸きたっていました。スペインの三大祭のひとつで復活祭の2週間後に開かれます。グアダルキビール川から市街に入ると着飾った家族が乗り込んだ馬車をそこかしこに走っていました。女たちはフリルのついたフラメンコ衣裳、男たちもスーツにツバ広の帽子姿で、アンダルシア風に正装しています。夜ともなると歌に合わせて手拍子・足拍子、踊りや酌み交わすワインでむせ返ります。

正装姿で街を往く
祭りを祝う馬車と車が共存です


■ヒラルダの塔を登る
カテドラルの鐘楼
風見鶏がついた鐘楼


セビーヤのシンボルともいえるのがヒラルダの塔(高さ98メートル)です。711年から1248年までセビーヤがイスラム教の支配下にあった時はモスクのミナレット(尖塔)としてコーランが高らかに詠まれたところです。レコンキスタ(キリスト教によるイスラム教支配からの回復)以降は、大聖堂の鐘楼として利用されています。屋根には風見鶏(ヒラルダ)が取り付けられています。展望台(高さ70メートル)までは、馬でも容易に登れるように階段ではなくスロープがつづきます。そこからは28個の鐘が奏でる時の調べを耳にして眼下に広がる市内を一望できます。1614年に訪れた支倉常長一行もここからの眺望を体験したそうです。

展望台には4方向に鐘
オレンジが植えられた中庭


隣接した大聖堂
闘牛場を遠望


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