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名所・歴史探訪
橋を渡って〜平成隅田川絵巻(1)
名所・歴史探訪
土地の名所・史跡は、様々な歴史を教えてくれます。観光にとどまらず、ライターならではの目線で由緒あるスポットを詳しくご紹介します。
ヴァガ・ルーナ
語ろ具ライターによるオリジナル記事です。
橋を渡って〜平成隅田川絵巻(1)
若くして行方知らずとなった明治生まれの版画家・藤牧義夫氏の描いた「隅田川絵巻」。62メートルを超えるこの大長編巻物に書かれた隅田川の今を訪ねます。
(編)
豊かな川の面と堤(つつみ)の連なり、歴史の回路に続く首都・東京の古き町並みの風情と現代都市の概観。パリ・セーヌ川と共似する川への憧れを求めて、歩き、橋を渡り、船に乗り、文芸的アプローチを試みる、小さな旅シリーズ。
■タイトル「〜平成隅田川絵巻」と藤牧義夫について
版画家・藤牧義夫が描いた「隅田川絵巻」題材を引用。
藤牧義夫は1911(明治44)年群馬県館林に生まれ、日本橋で染色図案を学んだ後小野忠重(おのただしげ)らと創作集団「新版画」を参画発刊。1919(昭和8)年第14回帝展に木版画「給油所」で入選。1921(昭和10)年24歳の時に毛筆による「隅田川絵巻」を最後として、版画を小野に、絵巻を姉に託して、行方知らずとなった。絵巻は彼の所在がわからなくなってから数十年後に発掘され、藤牧は昭和初期の時代性を窺(うかが)わせる芸術に身を投じた若く特異な存在として、1986(昭和61)年NHK教育テレビ「日曜美術館」で注目を集め、2007(平成19)年2月にテレビ東京「美の巨人たち」で取り上げられ新たな脚光を浴びた。
■作品「墨田川絵巻」について
全四巻、総長62.3345mからなる大長編巻物。隅田川東岸からの眺めを中心に、白鬚橋から相生橋まで、堤(つつみ)、川、両岸に点在する建物や寺、樹木、草花の様子や風景を、直線或いは断片的に浮かび上がらせ埋め込んで複合散文的に表現し、アーティスティックな試みを随所に鏤(ちりば)めている。また、絵巻原本第二巻冒頭には「隅田川絵巻」と題名が自筆で書かれているが、美術史的には「隅田川両岸画巻」と名付けられた。
豊かな川の面と堤(つつみ)の連なり、歴史の回路に続く首都・東京の古き町並みの風情と現代都市の概観。パリ・セーヌ川と共似する川への憧れを求めて、歩き、橋を渡り、船に乗り、文芸的アプローチを試みる、小さな旅シリーズ。
■タイトル「〜平成隅田川絵巻」と藤牧義夫について
版画家・藤牧義夫が描いた「隅田川絵巻」題材を引用。
藤牧義夫は1911(明治44)年群馬県館林に生まれ、日本橋で染色図案を学んだ後小野忠重(おのただしげ)らと創作集団「新版画」を参画発刊。1919(昭和8)年第14回帝展に木版画「給油所」で入選。1921(昭和10)年24歳の時に毛筆による「隅田川絵巻」を最後として、版画を小野に、絵巻を姉に託して、行方知らずとなった。絵巻は彼の所在がわからなくなってから数十年後に発掘され、藤牧は昭和初期の時代性を窺(うかが)わせる芸術に身を投じた若く特異な存在として、1986(昭和61)年NHK教育テレビ「日曜美術館」で注目を集め、2007(平成19)年2月にテレビ東京「美の巨人たち」で取り上げられ新たな脚光を浴びた。
■作品「墨田川絵巻」について
全四巻、総長62.3345mからなる大長編巻物。隅田川東岸からの眺めを中心に、白鬚橋から相生橋まで、堤(つつみ)、川、両岸に点在する建物や寺、樹木、草花の様子や風景を、直線或いは断片的に浮かび上がらせ埋め込んで複合散文的に表現し、アーティスティックな試みを随所に鏤(ちりば)めている。また、絵巻原本第二巻冒頭には「隅田川絵巻」と題名が自筆で書かれているが、美術史的には「隅田川両岸画巻」と名付けられた。
台東区を望む:写真A
(隅田川絵巻二巻)
(隅田川絵巻二巻)
向島でのデッサン:写真B
(隅田川絵巻一巻)
(隅田川絵巻一巻)

