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蔦谷耕書堂

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

「猫以前」から「いかにも猫」へ〜子猫の町蔵日記 その8

小さかったあの子猫が、だんだんと猫らしくなっていく・・・ふと見せる仕草を微笑んで(にやけて?)見守る語ろ具ライターの視線が楽しい町蔵シリーズ第8弾。皆さんもパソコンの前で和んでください! (編)


■こんな小さいのに、喉だって鳴らせちゃう

保護当初、はたしてコイツはちゃんと元気になれるだろうかとハラハラさせた子猫の町蔵だが、ケアの甲斐あってみるみる元気になってくれた。当初は「こわれそう……」と思うほどちっぽけだったが、数日間でずいぶんしっかりし、「もうこわれやしないね」という感じになった。
おかげで私にも気持ちの余裕が生まれ、寝食を忘れて世話をする状態から、町蔵と遊んだり、町蔵の様子を見たりすることを楽しめるようになってきた。

そうして観察していて、「へー」と思ったことがある。
ベッドの上に町蔵をのせて、顔を近づけて様子を見ていたときのことである。町蔵は遊び疲れて眠くなったのか、丸くなっておとなしくしていた。私がその背中を指でなでていたら、町蔵が「ごろごろ」と喉を鳴らし始めたではないか。
猫は気持ち良いとき、機嫌の良いときに「ごろごろ」と喉を鳴らす。それはもちろん常識で、私自身もこれまで身近にいた猫たちが喉を鳴らす音を愛してきた。でも、こんな小さい子猫を自分で世話したのは初めてだったので、子猫が喉を鳴らすのを初めて聞いたのだ。
「へー! 猫って、こんなに小さいうちからごろごろ言うんだ」

小さいけど、おとな猫と同じくらいの音の大きさで「ごろごろ」と喉を鳴らす。その音を聞いているこちらまで、機嫌が良くなってくる。
(クリックで拡大表示)


そういえば、保護してすぐは、子猫というよりはなんだか「猫以前の生き物」という感じだった町蔵も、数日間でずいぶん「猫らしく」なってきたではないか。「喉鳴らし」以外にも、猫らしいしぐさを見せている。

次のページから、そんな町蔵のしぐさのあれこれを、ご紹介しよう。

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