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子猫の保護者、夏風邪をひきこむ〜子猫の町蔵日記 その10

保護した子猫の町蔵シリーズ第10弾は、日ごろは元気な保護者が風邪で倒れてしまった時のエピソード。あなたが寝込んだ時にネコちゃんは癒してくれました? (編)

「子猫の町蔵日記」をまとめてご覧になりたい方は、編集部おすすめコーナー「子猫の町蔵日記」 からどうぞ。



■「育猫休暇はとれないんでしょうか?」

子猫の町蔵を保護して初の週末が明け、ちょうど1週間が経過した。

育猫活動の一つ、オーソドックスな「猫じゃらし」による遊び。ひもの先に羽が結びつけてあり、それをひらひらと動かしてじゃらす。「子猫釣り」のようにも見えてしまう。草を編んだ夏用の円座の上で遊ばせているのは、町蔵がフローリングで滑らないように。
(クリックで拡大表示)




この「子猫の町蔵日記」の第1回にも書いたが、私は勤め人でなくフリーランスで仕事をしている。それは自由度が高い半面、さまざまなしんどさもあるのだが、町蔵を保護して以来、そのことをとっても好都合に感じていた。

だって、朝9時から夕方5時まで会社にいなければならない勤め人だったらどうであろう? 午前の仕事中、「町蔵の昼間のごはんどーする?」と考え、結果「部長、今日早退させて下さい」と言ったら。

部長「早退? 具合でも悪くなったのか?」
私「いいえ。戻って町蔵の世話をしないと…」
部長「まちぞう? お祖父さんの介護なら、介護休暇の申請を出してくれれば、手続きするよ。総務に言って…」
私「いえ、“町蔵”は子猫です。育猫休暇はとれないんでしょうか?」

――などというやりとりの結果、「そうか、君もそういう立場になったか〜」とニヤリと笑い、おもむろに「育猫休暇届用紙」をデスクの引き出しから出してくれる部長、などという素晴らしい上司が存在する可能性は、限りなくゼロに近いからだ(というかゼロだろう)。

しかし、私の場合、そういう妄想に陥らずとも、日中、誰にも断りを入れずに家に帰ることが可能だ。丸一日拘束されるような仕事もたまにはあるが、多くの場合、例えば
「10:00〜M社打ち合わせ@竹橋、14:00〜取材@神田、17:00〜撮影立ち会い@渋谷」という感じなので、午前の打ち合わせが終わった後、いったん家に戻って町蔵の世話をする、ということができるのである。

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