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【すぎ】

語ろ具ライターによるオリジナル記事です。

東南アジアへでかけよう♪-1-〜序章

時間を得た男は旅に出た。2ヵ月間、東南アジアを巡る大人のひとり旅。いわば「語ろ具版深夜特急」・・・あなたはどこに旅立つ? (編)


八重山諸島のとある海岸での夕日

■はじめに

2006年の夏、ワールドカップドイツ大会で日本がブラジルに負けた瞬間、私は以前から漠然とですが、心のどこか片隅で考えていた「ひとり旅」を実行することにしました。
影響を受けたのはロバート・ハリスや沢木耕太郎といった「旅」がキーワードでぱっと頭に浮かぶ作家達の作品。そして、その作品の舞台となっている彼らの生き方そのものでした。

■旅に出ようと思った理由


アンコールワットの遺跡(シュム・リアップ:カンボジア)

現在のライターという職業に就く以前から、私は時間を見つけてはそんな彼らの作品を読み込んでいました。その度に思ったことは「自分自身の人生がいかに単調で薄っぺらいものであるのか」ということでした。そこで、私は(いつか時間ができたら長い旅に出よう)と漠然とではあるが考えていたのです。
ただ、当時の私は木工職人という肩書きでしたが、会社に所属していたために、そんなに長期の休みが取れる身分ではありませんでした。
ですので、正月休みや仕事が暇な時期を見つけては、1週間から10日ほどの旅行に行くのがやっとであったのです。
そんな私の旅先はヨーロッパや国内――当時の私はアジアに関しては全く興味がありませんでした。 そのような私の興味の矛先を変えたのは、そう、彼ら破天荒な作家達の「本」であったのです。
「大きなバックパックを片手に、いつか彼らのような旅をしてみたい! 彼らの足取りを追ってみたい!」そんな風に男なら誰でも1度は思うような冒険心を、私はいつの間にか彼らの著書から心に植えつけられていたのでした。
そして、それを実行に移す時がやってきたのです。

実際に旅の際に使用したバックパック
背負うとこんな感じ(笑)


この後、私はシンガポールを出発点として、マレー大陸を北上するという2カ月に及ぶ長旅に出るのですが、実際に飛行機のチケットを購入したのは出発日から数えてわずか数日前でした。スケジューリングとは程遠い旅の道中は、この時から始まっていたのです――。

もうひとつのサライ始めました。

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