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映画「マルタのやさしい刺繍」〜語ろ具ライター(トモエさん)が映画を紹介
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映画「マルタのやさしい刺繍」〜語ろ具ライター(トモエさん)が映画を紹介

(C) 2006 Buena Vista International(Switzerland)
(画像をクリックすると、@nifty映画の「マルタのやさしい刺繍」のページが開きます)
2008年10月18日(土) 公開
多くの公用語が存在するため、ヒット映画が出にくいスイスの中で、同年公開の「ダ・ヴィンチコード」、「パイレーツ・オブ・カリビア」を抜いて動員数NO.1に輝き社会現象になった作品。
スイスの小さな村、トループ村に住む80歳のマルタ。最愛の夫に先立たれ、意気消沈の毎日をただ何となく過ごしていた。そんなある日、マルタの様子を心配した友人達が元気を出してもらおうとマルタが昔から得意としていた針仕事を依頼する。始めは気乗りしないマルタも仕事を引き受け、首都ベルンの生地屋に出かける。
そこで綺麗なレースを見ているうちに、マルタは忘れていた若い頃の夢を思い出す。それは、自分でデザインして刺繍をしたランジェリーショップをオープンさせることだった。ところがマルタが住む地域はスイスの伝統的で保守的な村。「ランジェリーショップなんて、いかがわしい!」とマルタの夢は冷笑されてしまう。それでもマルタは自分の夢を諦めずに、仲間と共に様々な困難に立ち向かう……。
1人のおばあちゃんの、強い気持ちと夢見る心が、周囲の人々を、村全体を変えていく。年齢を重ねることは、寂しさと諦めを伴うものだと考えがちだった。だが、この映画は生き甲斐を見つけることに年齢は何の関係もないことを証明している。また喜びを見つけることの素晴らしさも同時に教えてくれる。
思秋期をどう生きるのか?人生の集大成をどのように過ごすのか?チャーミングなおばあちゃん達の夢見るパワーの凄さに圧倒され、気がつくと励まされている。
穴あきチーズで有名なスイス・エメンタール地方の絵本のような美しい景色と、あいまに出てくるアップルパイなどの郷土料理や可愛い雑貨たち。見ているだけで自然と笑みがこぼれてしまう自分に気づく。
クスッと笑えて、胸が暖かくなる。そして、ちょっと涙……。夢見ることの素晴らしさと、希望さえあれば年をとっても今とは違った楽しみを見つけることができると勇気の沸く1本だ。
<語ろ具ライター トモエさん が試写会を観て来ました>
- 文:語ろ具編集部
- 2008年10月14日


