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語ろ具探偵団によるニュースです。

ロシアの天才が残した愛の調べ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,第3番(小川典子/ヒューズ)
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,第3番(小川典子/ヒューズ)」のページが開きます。2009年4月13日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

後期ロマン派を代表するロシアの天才作曲家セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)。

「逢びき」、「シャイン」、「のだめカンタービレ」など、映画やテレビで彼の作品が頻繁に取り上げられています。中でも人気なのが、4曲残されているピアノ協奏曲のうち、第2番と第3番です。あの哀愁を帯びた、涙を誘う悲しげなメロディに、心を打たれた方は多いのではないでしょうか。

2008年の春に、ラフマニノフの伝記映画「ある愛の調べ」が上映され、最注目を浴びたのは記憶に新しいです。「すべてを捧げた初恋、短くも美しい恋、支え続ける愛-ラフマニノフの人生を変えた3人の女性」というテーマで話が展開していきます。この3人の女性がいたからこそ、彼の交響曲をはじめとする、美しい名曲の数々が生まれたのです。

ピアノ協奏曲があまりにも有名ですが、ほかにも「パガニーニの主題による狂詩曲」(第18変奏が特に知られています)や交響曲第2番などがあります。どちらも、クラシック音楽に欠くことのできない、名曲中の名曲です。

ミュージック・ライブラリーにはラフマニノフ自身による演奏もあります。1920〜1940年代の録音ですので、お聴き苦しい個所もございます。ご了承ください。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(ピアノ:ハワード・シェリー 演奏:スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 指揮:ブライデン・トムソン)
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(ピアノ:ハワード・シェリー 演奏:スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 指揮:ブライデン・トムソン)

ラフマニノフ:交響曲第2番(演奏:ロシア国立交響楽団 指揮:ヴァレリー・ポリャンスキー)
ラフマニノフ:交響曲第2番(演奏:ロシア国立交響楽団 指揮:ヴァレリー・ポリャンスキー)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,第3番(ラフマニノフ自作自演)(1929.1940)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,第3番(ラフマニノフ自作自演)(1929.1940)

クラシック30万曲が聴けるインターネット音楽図書館 「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」が提供する期間限定無料試聴つきクラシック入門コーナー「ネットDE豪遊クラシック」はこちら

昔懐かし、下校の音楽

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(演奏:スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ)
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(演奏:スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ)」のページが開きます。2009年4月6日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

小学校、中学校で、下校時間に必ずと言っていいほど流れていた、あの音楽。

チェコの作曲家、アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)が作曲した交響曲第9番「新世界より」の第2楽章、ラルゴ。ドヴォルザークの作品だと知らなくても、日本では堀内敬三による「遠き山に日は落ちて」や、野上彰の「家路」というタイトルで、ご存知の方は多いでしょう。

イングリッシュ・ホルンによる主題は非常に有名で、夕焼けを背に歩く姿が自然と浮かんできます。この美しいメロディは印象的です。この曲ほど、下校や閉店時の音楽にふさわしい曲はないのでは、と思うくらいマッチしています。

この「新世界より」には、もう一つ有名な部分があります。聴けばすぐおわかりでしょう。第4楽章の冒頭のみですが、スティーヴン・スピルバーグの「ジョーズ」のテーマにそっくりなんです。
ドヴォルザークの作品は、「のだめカンタービレ」でも数曲取り上げられており、「チェコ組曲」や交響曲第8番の第1楽章(プラティニ国際指揮者コンクール課題、間違い探し)は代表的な作品です。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
ドヴォルザーク:チェコ組曲(演奏:スロヴァキア放送交響楽団 指揮:イヴァン・アンゲーロフ)
ドヴォルザーク:チェコ組曲(演奏:スロヴァキア放送交響楽団 指揮:イヴァン・アンゲーロフ)

ドヴォルザーク:交響曲第8番(演奏:札幌交響楽団 指揮:尾高忠明)
ドヴォルザーク:交響曲第8番(演奏:札幌交響楽団 指揮:尾高忠明)

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あの名画の名場面が走馬燈のように思い浮かぶ・・・

マーラー:交響曲第5番 - 第4楽章「アダージェット」(演奏:ロンドン交響楽団 指揮:デプリースト)
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「マーラー:交響曲第5番 - 第4楽章「アダージェット」(演奏:ロンドン交響楽団 指揮:デプリースト)」」のページが開きます。2009年3月30日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

ノーベル文学賞作家のトーマス・マンの短編小説「ベニスに死す」。この映画全編にわたって流れている、美しすぎる作品をご存じでしょうか?

オーストリアの作曲家グスタフ・マーラー(1860-1911)が作曲した交響曲第5番の第4楽章「アダージョット」です。

「ベニスに死す」の主人公はこのマーラーをモデルにしたものであるというのは有名な話です。精神的な美と官能的な美との完全な結合、恍惚と苦悩、歓喜と絶望の世界を表した作品で、ここで使われている「アダージェット」は、作曲当時恋愛関係にあったアルマ(後に妻となる)に宛てた、音楽によるラブレター。マーラーが書いた美しいメロディは、この映画の感情的表現において、主役ともいえ役割を果たしています。この官能的なストーリーは観る人すべての心を奪います。

映画で使われている曲は、非常にゆっくりとしたものですが、マーラーは大規模な交響曲の作曲家として知られています。この第5番もトランペットのソロで始まり、全曲を通してオーケストラが盛大に鳴り響きます。美しいアダージョとは正反対のもう一つの醍醐味。「アダージェット」だけを聴いて感傷に浸るのも良いですし、ほかの楽章も聴いてマーラーの大迫力サウンドを楽しむのも良いでしょう。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
マーラー:交響曲第1番「巨人」(演奏:南西ドイツ放送交響楽団 指揮:ミヒャエル・ギーレン)
マーラー:交響曲第1番「巨人」(演奏:南西ドイツ放送交響楽団 指揮:ミヒャエル・ギーレン)

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あのCMで話題沸騰!シェイクスピアの恋愛悲劇

プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」より3つの組曲(演奏:スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」より3つの組曲(演奏:スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ」のページが開きます。2009年3月23日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

犬のお父さんのCMで使われ、問い合わせが殺到した、プロコフィエフ(1891-1953)作曲のバレエ音楽「ロメオとジュリエット」。

イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア原作の悲劇「ロメオとジュリエット」にもとづいて、ロシアの作曲家プロコフィエフが音楽をつけた作品です。全曲は約2時間に及ぶ大作ですが、作曲家自身が3つの組曲として再構築しているものが、一般的によく演奏されています。

このなかで有名になったのが、組曲第2番の一曲目「モンタギュー家とキャピュレット家」です。争いを繰り返している一族間の、陰湿な様子をよくあらわしており、あの重苦しいメロディが耳に焼き付きます。

プロコフィエフの作品が、CM 効果もあり一番よく知られていますが、他にも題材にして曲を書いている作曲家はいます。代表的なものだと、チャイコフスキー(1840-1893)の幻想的序曲「ロメオとジュリエット」です。この作品も荘重な雰囲気に包まれていて、悲劇を物語っています。他に、フランスのベルリオーズ(1803-1869)が書いた90分に及ぶ大作劇的交響曲「ロメオとジュリエット」もあります。

聴きながら原作を読むのも、情景が浮かんで良いのではないでしょうか。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(演奏:イェテボリ交響楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ)
チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(演奏:イェテボリ交響楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ)
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(演奏:南西ドイツ放送交響楽団 指揮:シルヴァン・カンブルラン)
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(演奏:南西ドイツ放送交響楽団 指揮:シルヴァン・カンブルラン)

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伊藤園「お〜いお茶」の新俳句大賞、第20回の応募は 2月末まで!

株式会社伊藤園が毎年実施している「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」、 第20回となる今回も 2月28日(土、当日消印有効)締切で募集中です。 平成元年から続いている恒例のコンテストで、累計応募数は1,600万句 にもなっているとか。

応募部門は、「小学生の部(幼児含む)」「中学生の部」「高校生の部」 「一般の部A(40歳未満)」「一般の部B(40歳以上)」および「英語俳句の部」 の計6部門あり、最高位の文部科学大臣賞 1名に賞金50万円、大賞 6名には賞金 20万円が贈呈されるほか、各賞合計 2,000名の作品を 「お〜いお茶」パッケージに表示、佳作 5,000名様には入賞入選者 合計7,000名の作品が掲載された作品集『自由語り』が進呈されると いう盛りだくさんのコンテストになっています。

俳句好きの皆さん、ためしにいかがですか?
(画像をクリックすると「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」の ページが開きます)
新俳句大賞

「越天楽」 - 初詣で必ず耳にするあの作品。日本のクラシック音楽。

外山雄三/近衛秀磨/伊福部昭/芥川也寸志/小山清茂/吉松隆:日本管弦楽名曲集(演奏:東京都交響楽団 指揮:沼尻竜典
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「外山雄三/近衛秀磨/伊福部昭/芥川也寸志/小山清茂/吉松隆:日本管弦楽名曲集(演奏:東京都交響楽団 指揮:沼尻竜典」のページが開きます。2009年3月16日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

年明け、初詣に出かけると、必ずと言っていいほど流れているあの音楽。鼻にかかったような、何とも言えない不思議な音楽がります。

「越天楽」は、雅楽の曲のなかで最も有名な曲で、楽器は主に8種類。管楽器、弦楽器、打楽器に分かれています。おもにメロディを担当しているのが、笙と篳篥(ひちりき)と呼ばれる楽器です。この2つが、あの鼻にかかったような音を奏でています。日本の伝統音楽ではありますが、中国漢時代の皇帝文帝の作品と伝えられているようです。

このアルバムには、「越天楽」の他に、日本のクラシック界を代表する作曲家の作品が収められており、日本古来の伝統音楽と、西洋音楽を見事に融合させた作品が楽しめます。

民謡を基にした「管弦楽のためのラプソディ」「管弦楽のための木挽歌」(この2曲は、学校用教材にも含まれていることがほとんどなので、耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか)、ロシア音楽風の「交響管弦楽のための音楽」、「朱鷺に寄せる哀歌」は、「ネットDE豪遊クラシック」の執筆者でもある、吉松隆氏のデビュー作であり、ピアノと弦楽の美しいメロディが印象的なロマンティックな作品です。興味の尽きない一枚となっています。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
越天楽(オリジナル)(日本の伝統音楽 雅楽 - 日本の宮廷音楽)
越天楽(オリジナル)(日本の伝統音楽 雅楽 - 日本の宮廷音楽)

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第9の次はこれ!ニュー・イヤー・コンサート!

J. シュトラウスI/J. シュトラウスII:ワルツ集/ポルカ集/ラデツキー行進曲 (演奏:ハンガリー国立交響楽団 指揮:ヤーノシュ・フェエレンチク
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「J. シュトラウスI/J. シュトラウスII:ワルツ集/ポルカ集/ラデツキー行進曲 (演奏:ハンガリー国立交響楽団 指揮:ヤーノシュ・フェエレンチク」のページが開きます。2009年3月9日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

年末をベートーヴェン(1770-1827)の「第9」で締めくくったら、休む間もなくやってくるのが、新年一発目に行われるニュー・イヤー・コンサート。

毎年、ウィーン楽友協会の大ホールで行われる、新年最初の盛大なコンサートであるニュー・イヤー・コンサートは1939年、クレメンス・クラウスによってはじめて開催されました。(しかし、このときは1月1日ではなく、12月31日だったようです)1959年からは世界各国で生中継されているので、ご覧になっている方は多いのではないでしょうか。

曲目はウィーンの音楽一家、シュトラウス一族のワルツ、ポルカが中心となっており、舞踏会を思わせる選曲になっています。「美しく青きドナウ」「トリッチ・トラッチ・ポルカ」「春の声」、そして定番「ラデツキー行進曲」で大盛り上がりで締めくくられます。

とはいえ、シュトラウス一族の作品だけでなく、シュトラウス一族と縁のある作曲家や新年にふさわしい、賑やかな曲が演奏される場合もあります。フランスのオペレッタ作曲家、スッペ(1819-1895)の「ウィーンの朝,昼,晩」序曲、ロシアの作曲家グリンカ(1804-1857)の「ルスランとリュドミラ」序曲、ブラームスの「ハンガリー舞曲第1番」などがよく取り上げられています。

なお、2009年の指揮者はダニエル・バレンボイムです。

新年聴き初めは、シュトラウスのワルツで気持ちよくなりましょう。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
ニュー・イヤー・コンサート(演奏:スウェーデン室内管弦楽団 指揮:トーマス・ダウスゴー)
ニュー・イヤー・コンサート(演奏:スウェーデン室内管弦楽団 指揮:トーマス・ダウスゴー)
ヨハン・シュトラウスII世:歌劇「こうもり」 - 序曲(演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:クレメンス・クラウス)
ヨハン・シュトラウスII世:歌劇「こうもり」 - 序曲(演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:クレメンス・クラウス)

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映画「ロルナの祈り」〜語ろ具ライター(桑島まさきさん)が映画を紹介

映画「そして、私たちは愛に帰る」
(画像をクリックすると、@nifty映画の「ロルナの祈り」のページが開きます)
2009年1月31日(土)公開

「労働」と「移民問題」は、現在深刻化しているグローバルな問題だ。本作「ロルナの祈り」はこの2点をテーマにした重厚でひしひしと胸に迫る作品だ。だが、これまでのダルデンヌ兄弟作品にみられるような社会問題提起ものではなく、労働と移民問題が切実な問題として人生に降りかかっている、ベルギーに暮らす移民女性の深遠な愛をめぐる物語だ。

華やかさはないが、ヨーロッパを舞台に、社会から疎外された人々を描き、社会の抱える闇を描いてきたベルギーのダルデンヌ兄弟は、これまで2度のカンヌ映画祭最高の名誉パルムドール大賞に輝いているが、本作でも又、同映画祭で脚本賞を受賞している。

ベルギーに暮らすロルナ(アルタ・ドブロシ)はアルバニア移民。国籍を得るためベルギー人の夫クローディ(ジェレミー・レニエ)と偽装結婚し同居している。ロルナは麻薬中毒の夫が好きではない。昼はクリーニング店でせっせと働き金をため、いつか同郷の恋人とベルギー国内にバーを開店するのが夢だ。愛されないことがわかっていてもクローディは妻のロルナを拠り所にして、懸命に麻薬をやめようと努力している。
だが、そんな男の思いなどおかまいなしに金儲けのための恐ろしい計画が、ロルナをまきこみ着々と進んでいた。自分を頼りにしている夫と暮らすうちに、ロルナは愛を感じ罪の意識を覚えるようになるのだが……。

「ロゼッタ」のヒロインのごとく、ロルナには笑顔がなく、いつも不安げで不機嫌そうな顔をしている。豊かな国にうまれなかったために「移民」を義務づけられたヒロインが、ベルギーという豊かな方に属する社会に参加するために、ヒミツを抱え、想定外に人を愛してしまったために罪悪感に悩み苦しむ。意外な結末に走るのは、純愛か狂気か、それとも罪の意識か? 静かな感動に包まれ、愛に関してじっくりと考えたくなる作品だ。

<語ろ具ライター 桑島まさきさん が試写会を観て来ました>

An die Freude ! (歓喜に寄せて)」 - これを聴かなきゃ年越しはできない!

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(演奏:ミネソタ管弦楽団 指揮:オスモ・ヴァンスカ)
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(演奏:ミネソタ管弦楽団 指揮:オスモ・ヴァンスカ)」のページが開きます。2009年3月2日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

年末の風物詩として、知らない人はいないドイツの大作曲家ベートーヴェン(1770-1827)の「第九」。毎年12月に入ると日本中いたるところで演奏会が開かれます。やっていない日はないのでは?というくらい多いです。

「第九」の日本初演は1918年。今年2008年は初演後90年という記念年なのです。2006年に公開された映画「バルトの楽園」は、当時のエピソードに基づいて作成されました。

1960年ころから年末に演奏されることが多くなったようですが、ドイツでは大晦日に演奏するという習慣があり、それを取り入れたのが始まりだそうです。「第九」という呼び方はもちろん日本だけ。「家路」のオリジナルとしても知られる、ドヴォルザーク(1841-1904)の「新世界より」(余談ですが、第4楽章の冒頭は映画「ジョーズ」のテーマにそっくりです)など、有名な交響曲第9番は他にあるにもかかわらず、ベートーヴェンの曲がすぐに結びつくところは、いかに日本人に親しまれているかが分かります。

ご紹介するヴァンスカ盤は、早めのテンポで、快調に進行する演奏。クライマックスの「歓喜の歌」も高らかに合唱が鳴り響きます。彼はフィンランド出身で、北欧の爽やかな香りが漂い、それでいて熱のこもった演奏を披露してくれます。重すぎず、軽すぎず、心地よく聴けるオススメの一枚です。

巨匠指揮者フルトヴェングラーは、この第九を何度も録音しており、ベスト盤としてしばしば取り上げられます。ヴァンスカ盤とは違った、迫真の演奏が、ドイツ魂を感じさせます。

第九を聴かなきゃ!というのは、日本人の性でしょうか。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(演奏:バイロイト祝祭管弦楽団 指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー)(1951)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(演奏:バイロイト祝祭管弦楽団 指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー)(1951)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95 (演奏:スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:スティーヴン・ガンゼンハウザー)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95 (演奏:スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:スティーヴン・ガンゼンハウザー)

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天上に響く極上のハーモニー、ア・カペラの魅力

アレグリ:ミゼレーレ(演奏:タリス・スコラーズ)
(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「アレグリ:ミゼレーレ(演奏:タリス・スコラーズ)」のページが開きます。2009年2月23日(月)まで、全トラックをノーカットで、無料で試聴できます。試聴方法はこちら

クラシック音楽というと、バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームス、ショパン・・・と超有名どころの作曲家がまず思い浮かぶと思います。それもほとんどが器楽曲。映画やCMなどで使われるのが、オーケストラ曲やピアノ曲が多いので当然と言えば当然ですが。

そこで、一歩踏み入れて声楽曲を聴いてみてはいかがでしょう?とはいっても声楽曲にも独唱、合唱、オペラなど無数のようにあるので、どこから入ったら良いのか迷うところです。

ご紹介するのは、イタリア・ルネッサンス後期の作曲家グレゴリオ・アレグリ(1582-1652)という人物が書いた「ミゼレーレ」。

無伴奏による合唱曲で、澄みきった心洗われるハーモニーが印象的です・思わず祈りを捧げてしまいそうな感覚になります。この曲には逸話があり、14歳のモーツァルトが、一度聴いただけですべての音を忠実に楽譜に再現したというエピソードが良く知られています。これによってアレグリの名が広まりました。また1981年公開の映画「炎のランナー」でも使用され、国際的に知られるようになりました。現在でもイタリアのシスティーナ礼拝堂の聖務週間で定期的に歌われている伝統ある曲です。

いきなりオペラは重すぎる、かといって独唱じゃ物足りないというのなら、オススメの1曲。合唱の魅力も味わえて気分も安らぐ、一石二鳥です。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)
モーツァルト:レクイエム/アヴェ・ヴェルム・コルプス(演奏:セント・クレメンティ・コンサート 指揮:ランドール・スワンソン)
モーツァルト:レクイエム/アヴェ・ヴェルム・コルプス(演奏:セント・クレメンティ・コンサート 指揮:ランドール・スワンソン)
オペラ A to Z
オペラ A to Z

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もうひとつのサライ始めました。

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